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記帳指導とは
記帳指導とは、税理士や会計士が、クライアントの経理・税務業務において、適切な記帳方法や経理処理を指導・助言するサービスです。主に、中小企業や個人事業主向けに提供されることが多く、経理に関する知識やスキルの向上を目的としています。
野村税理士事務所の記帳指導には以下のような内容が含まれます。
- 仕訳の基本
取引を適切な勘定科目に分類し、借方・貸方に記録する方法を指導します。仕訳の基本ルールや原則を理解することが、正確な記帳の基礎となります。 - 帳簿の種類と作成方法
総勘定元帳、日記帳、試算表など、経理に必要な帳簿の種類と作成方法を指導します。これにより、自社の経理状況を正確に把握できるようになります。 - 決算書の作成
期末に作成する損益計算書や貸借対照表の作成方法を指導します。これにより、自社の財務状況や業績を把握し、適切な経営判断ができるようになります。 - 経理ソフトの使い方
会計ソフトの使い方や設定方法を指導します。効率的なデータ入力や処理ができるようになり、経理業務の負担を軽減できます。
記帳指導を受けることで、経理・税務業務に関する知識やスキルが向上し、自社の経営状況を正確に把握できるようになります。また、税務リスクの軽減や節税対策にも繋がるため、事業の成長や競争力向上に貢献します。
ただし、記帳指導はあくまで指導・助言に留まり、実際の記帳作業や経理業務を代行するわけではありません。そのため、自分自身で経理業務を行う意欲や 時間を確保できることが、記帳指導を受ける際の前提条件となります。
記帳指導を受けることのメリット
記帳指導を受けることで得られるメリットとして、以下のようなことが挙げられます。
- 経理・税務知識の向上
記帳指導を受けることで、経理・税務に関する知識が向上し、自社の財務状況や税務申告を正確に把握できるようになります。 - 税務リスクの軽減
適切な記帳方法や税務申告の方法を学ぶことで、税務リスクを軽減し、節税対策にも繋がります。 - 経営判断の向上
決算書の作成方法や分析方法を学ぶことで、自社の経営状況を正確に把握し、適切な経営判断ができるようになります。
記帳指導を受ける際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 税理士や会計士の実績
記帳指導を行う税理士や会計士の実績や評判を調べ、信頼できる専門家を選ぶことが重要です。 - 対応範囲
自社の業種や規模に合った指導を行っているかどうかを確認しましょう。 - コミュニケーション
記帳指導は、円滑なコミュニケーションが重要です。相談しやすい環境が整っているかどうかも確認しておきましょう。
経理・税務に関する知識を習得し、自社の経営状況を正確に把握することが、事業の成長や競争力向上に繋がります。記帳指導を受けることで、自社の経営に役立つ情報を得ることができ、経営者としてのスキルも向上します。
執筆者
野村税理士事務所代表 野村真一
税理士業界20年、野村税理士事務所代表でfreee認定アドバイザー。日本税理士会連合会、九州北部税理士会所属。認定経営革新等支援機関の認定事業者として事業再構築補助金の申請支援を行う。