JDL会計ソフトの特徴!メリット・デメリットを解説

JDL会計ソフトの特徴!メリット・デメリットを解説

JDL会計ソフトは、データ入力から一般の会計処理・帳簿作成までをスムーズに実行できるサービスです。一般的な会計処理に加えて、高度な会計処理や様々な入力形式に対応しています。

しかし、「JDL会計ソフトってどんなソフト?」「JDL会計ソフトを導入するメリットって何?」などの疑問が出てくるでしょう。

そこで本記事では、JDL会計ソフトの概要や種類、利用するメリット・デメリットを解説します。JDL会計ソフトの導入でできることやできないこと、よくある質問についてもまとめているため、気になる人はぜひチェックしてください。

目次

JDL会計ソフトとは

JDL会計ソフトの全種類
運営会社株式会社日本デジタル研究所
月額料金2,480円〜
無料トライアルなし
対応OS日本語Microsoft® Windows® 11 Pro/Windows® 11 Home
日本語Microsoft® Windows® 10 Pro/Windows® 10 Home
対応ブラウザMicrosoft Edge

JDL会計ソフトとは、株式会社日本デジタル研究所が提供する会計ソフトです。

JDL会計ソフトでは、一般的な会計処理から、税務・財務関連の処理に特化しています。企業の経営課題や施策・対策の立案など、企業が抱える様々なニーズに応える機能が搭載されています。

また、JDL会計ソフトはパッケージ版とオンライン上でサービスを利用するnet版が存在します。パッケージ版では、会計処理に必要な様々な機能が搭載されており、企業課題に合わせて活用が可能です。

一方、JDL会計ソフトnet版では、ソフトをPCやサーバー上にダウンロードすることなく、オンライン環境下であればすぐに導入できます。バージョンアップ料は無料となっており、月額費用を支払うだけで最新プログラムを利用できます。

さらに、JDL会計ソフトでは、専用Webサイトを活用できるため、サポート面も安心できるでしょう。

JDL会計ソフトの種類

JDL会計ソフトのnet版は大きく分けて、以下の3種類が存在します。

  • JDL IBEX 出納帳net
  • JDL IBEX 会計net
  • JDL IBEX 出納帳Major

それぞれ順に解説します。

JDL IBEX 出納帳net

JDL IBEX 出納帳net
画像出典:JDL IBEX 出納帳net

JDL IBEX 出納帳netは、勘定科目不要で経理処理を進められる会計ソフトです。

JDL IBEX 出納帳netの月額費用は580円となり、できる限りコストを抑えて活用が可能です。月額を費用のみで自動アップデートが適用されるため、ソフトを利用する上で追加のコストはかかりません。

JDL IBEX 出納帳netを利用する際は、手書きの帳簿作成と同様の感覚でデータ入力を進められます。一般的な出納帳ソフトと同様に、帳簿作成機能や試算表・決済書作成が可能です。日々の運営数値をJDL IBEX 出納帳netへ入力するだけで、経営面に必要な資料を作成できる点も特徴です。

また、JDL IBEX 出納帳netは会計事務所特有の豊富な機能が搭載されているにも関わらず、仕訳知識不要でもソフトを使えます。インボイス制度に伴う新たな企画や会計処理に必要なフォーマットも搭載されているため、JDL IBEX 出納帳netを活用するだけで最適化された請求書を作成できます。

JDL IBEX 出納帳netはSaaS方式のオンライン出納帳ソフトとなるため、インターネットに接続しておけば、他のソフトともスムーズに連携できます。eレシートで帳簿付けもできるため、各種会計処理を大幅に効率化できるでしょう。

JDL IBEX 会計net

JDL IBEX 会計net
画像出典:JDL IBEX会計net

JDL IBEX 会計netとは、月々2,480円から利用できる会計ソフトです。

一般的な会計処理から、大量のデータ処理や高度な経理処理もスムーズに進められます。搭載機能の中には、財務帳票や部門管理機能が存在しており、会計データを活用した経営管理も可能です。月額費用を支払うだけで自動アップデートが適用されるため、最新の状態でソフトを活用できます。

また、JDL IBEX 会計netでは、複数の支社と連携した会計処理も行えます。中規模以上の企業にマッチする会計処理機能が搭載されているため、組織運営管理もスムーズに進められるでしょう。

さらに、JDL IBEX 会計netを導入していれば「JDL IBEX netパートナーリンクシステム」を活用して、経営をサポートしてくれる会計事務所を紹介してもらえます。

JDL IBEX 出納帳Major

JDL IBEX 出納帳Major
画像出典:JDL IBEX 出納帳Major

JDL IBEX 出納帳Majorとは、記帳から決算まで会計処理の全てをサポートする会計ソフトです。

JDL IBEX 出納帳Majorは会計帳簿や決算書の作成などの経理処理が行えるだけではなく、作成したデータを契約している会計事務所へ送付できます。取り扱う企業の機密情報は「Web POSTBOX」の強固なセキュリティ環境によって保護されています。

また、JDL IBEX 出納帳Majorの仕分け機能を活用すれば、入力データを自動的に判別し、最適な仕訳を行います。入力データはcsvで出力できるため、別の資料作成にも活用が可能です。導入後は専門スタッフによるサポートを受けられるため、安心して導入できるでしょう。

JDL会計ソフトを利用するメリット

JDL会計ソフトを利用するメリット

JDL会計ソフトを利用するメリットは、以下の通りです。

  • 特許取得の独自機能が豊富
  • 組織形態に合わせた機能を活用可能
  • 税理士事務所とリアルタイムにデータ共有が可能
  • 他のJDL製品と互換性が高い

それぞれ順に解説します。

特許取得の独自機能が豊富

JDL会計ソフトには、特許を取得している独自の機能が搭載されています。

特許取得機能
  • シームレスで高度な会計処理機能(テンキーを中心とした入力画面・データのリアルタイム更新)
  • eレシートによるレシート・領収書の自動読み取り
  • 各種明細の取り込みや通帳読み取り機能

JDL会計ソフトの特許取得機能は、会計処理をサポートしてくれれます。例えば、eレシートを活用すれば、レシート・領収書をスキャナーで読み取るだけで、自動的にソフトへ金額を反映してくれます。レシートの管理や入力業務を削減できるため、別の業務へ時間を活用できるでしょう。

組織形態に合わせた機能を活用可能

JDL会計ソフトは、組織形態に合わせた機能が豊富に取り揃えられています。個人事業主から中小企業まで、様々な事業者が利用できます。

JDL会計ソフトでは、組織形態にマッチするように店舗や事業者別で損益状況を確認できます。部門管理機能を活用すれば、全体の一元管理はもちろんのこと、マクロ視点で情報を確認可能です。

税理士事務所とリアルタイムにデータ共有が可能

JDL会計ソフトは、税理士事務所とリアルタイムにデータ共有ができます。

JDL会計ソフトには、独自特許技術「Web POSTBOX」や「JDL NDストレージ」など、独自の機能が搭載されています。Web POSTBOXでは、PC上でドラッグ&ドロップするだけで会計事務所に対してデータを送付できます。

JDL NDストレージは、登録しておいた会計事務所が保存しているデータをすぐに呼び出せます。JDL会計ソフトは顧問事務所のデータベースと同期しているため、リアルタイムにデータのやり取りが可能です。面倒な手続きを行うことなく、必要なデータを活用できるのは、JDL会計ソフトを活用するメリットと言えるでしょう。

他のJDL製品と互換性が高い

JDL会計ソフトは、他のJDL製品と非常に高い互換性を誇ります。

JDL会計ソフトには、JDL会計ソフト会計や出納帳・給与・Bookkeeperなど、各業務内容に特化したソフトが存在します。それぞれ単体でも活用できますが、JDL製品をまとめて活用することで、スムーズにデータのやり取りを進められます。

他の会計ソフトを利用する際は、自社フォルダにデータを落として対応が必要だったり、セキュリティ面に不安を抱えていたりするケースも多いでしょう。一方、JDL会計ソフトはシームレスなデータ移動と高いセキュリティ環境を誇ります。

JDL会計ソフトを一気に導入できない場合でも、細かくソフトが分かれているため、業務ごとに無理なく導入を進められるでっしょう。

JDL会計ソフトを利用するデメリット

JDL会計ソフトを利用するデメリット

JDL会計ソフトを利用するデメリットは、以下の通りです。

  • 会計ソフト導入経験がなければ活用は難しい
  • パッケージ版はコストが高い

それぞれ順に解説します。

会計ソフト導入経験がなければ活用は難しい

JDL会計ソフトのデメリットとして、会計ソフトの導入経験がなければ活用が挙げられます。

JDL会計ソフトは会計に関する基本機能の他に、部門管理や固定資産管理・会計事務所との連携機能を搭載しています。会計処理やソフトに関するある程度の知見がなければ、すべての機能を使いこなすのは難しいでしょう。

特に初めて会計ソフトを導入する際にJDL会計ソフトを選ぶ場合、機能を使いこなせるまでに時間がかかる可能性があります。慣れない内はJDL会計ソフトによる会計処理に時間がかかってしまい、かえって業務効率が低下する恐れもあります。会計ソフトの基本機能や使い方を把握するためにも、別のソフトを利用してからの堂宇乳がおすすめです。

パッケージ版はコストが高い

JDL会計ソフトは、パッケージ版とnet版で導入時のコストが異なります。パッケージ版は基本機能から各種経理・財務関連の機能が搭載されています。

net版の導入費用は月額2,480円に対して、パッケージ版は162,800円です。使いこなせるかわからない状態で、16万円以上の会計ソフト導入はなかなか踏み切れないケースが多いでしょう。パッケージ版は購入後費用がかかることはありませんが、自社にマッチしなければ無駄なコストになってしまいます。

まあた、パッケージ版よりも機能面は劣りますが、費用面を中心に導入を検討している場合は、net版の導入がおすすめです。net版は導入費用を抑えることができ、基本機能を把握できます。JDL会計ソフトの導入を検討しているなら、net版から試してみると良いでしょう。

JDL会計ソフトでできること・できないこと

ここでは、JDL会計ソフトでできること・できないことについて解説します。

JDL会計ソフトを導入した後のイメージがついていない場合は、ぜひ参考にしてください。

JDL会計ソフトでできること

JDL会計ソフトを導入してできることは、以下の通りです。

JDL会計ソフトでできること
  • 高度で大量の経理処理
  • 財務帳票や部門・固定資産管理ができる
  • 月次決算機能を搭載
  • パッケージ版・net版ともにSaaS型ソフトウェアとしてオンライン同期に対応

JDL会計ソフトは、一般的な会計処理だけではなく、独自の特許技術で高度な経理処理を実現します。

財務帳票や部門ごとに資産管理も進められるため、組織規模や形態に合わせて資産管理が可能です。月次決算機能も搭載しているため、スムーズに決算処理を進められるでしょう。

また、JDL会計ソフトはパッケージ版・net版のいずれもオンラインで同期が可能です。高いセキュリティ環境化で、シームレスに別部門との連携を実現できます。

JDL会計ソフトでできないこと

JDL会計ソフトを導入してできないことは、以下の通りです。

JDL会計ソフトでできないこと
  • パッケージ版からnet版へのデータ移行
  • Microsoft以外のOSでの対応

JDL会計ソフトは、パッケージ版からnet版へのデータ移行に対応していません。パッケージ版のデータを移行したい場合は、新たに新規データの作成が必要です。

また、JDL会計ソフトが対応しているOSはMicrosoftのみです。MACをはじめとする、他のOSでJDL会計ソフトの導入を検討している場合は、あらかじめ注意しましょう。

JDL会計ソフトに関するよくある質問

パッケージ版とネット版の違いは?

JDL会計ソフトのパッケージ版・net版の違いは、搭載されている機能です。パッケージ版は月額費用を抑えられる分、すべて機能を利用できるわけではありません。

一方、パッケージ版では、導入コストがかかる分、net版にはない豊富な機能が搭載されています。JDL会計ソフトの機能を最大限に活用したい場合は、パッケージ版の導入がおすすめです。

JDL会計ソフトの評判はどんな口コミが多いですか?

JDL会計ソフトを利用した人の口コミは、以下の通りです。

同じようなソフトをこれまでいくつか使ってきたのですがその中でもこのJDL IBEX会計シリーズはかなり使い勝手が良いと思いました。
これを使っているとしっかりマニュアルが表示されるようになっているので迷わずに使えるようになっているのでその点はすごく助かっています。

会計ソフト比較

画面にその都度その都度マニュアルが表示されるのは非常に分かりやすくて助かりましたし、マニュアルがこれだけ丁寧なら使い方のサポートを受ける必要はなく、自分で解決しながら簡単使う事ができたので慣れるのも時間の問題でした。

会計ソフト比較

JDL会計ソフトを導入した人の多くは、豊富な機能と初めてでも使いやすいマニュアルを評価しているようです。

JDL会計ソフトは機能ごとにマニュアルが表示されるため、使ったことがない機能でも安心して活用できるでしょう。

監修者
野村 真一
野村 真一

野村税理士事務所代表 野村真一

税理士業界20年、野村税理士事務所代表でfreee認定アドバイザー日本税理士会連合会九州北部税理士会所属。認定経営革新等支援機関の認定事業者として事業再構築補助金の申請支援を行う。

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