「社労士試験って難しすぎて無理ゲーって本当?」
「なぜこんなに合格率が低いの?」
「どうすれば合格できるのか知りたい!」
こんな不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
社労士試験は毎年の合格率が6〜7%と低く、「無理ゲー」と言われることもあります。試験範囲が広いうえ、科目ごとの足切りがあるためバランス良く学習しなければ合格することができません。
しかし、正しい学習方法を身につけ、計画を立てて学習を継続すれば決して合格が不可能な試験ではありません。
こちらの記事では、社労士試験が「無理ゲー」と言われる3つの理由を詳しく解説し、難易度の実態を明らかにします。合格を目指すための攻略法についても紹介するので、効率よく学習を進めたい方はぜひ最後までご覧ください。
また、以下の記事では通信講座や予備校のカリキュラム、料金などを比較解説しています。「どの通信講座を選べばいいのかわからない」「通信講座や予備校の選び方が知りたい」という方は、ぜひあわせてチェックしてください。

社労士試験は無理ゲー?無理ゲーと言われる理由
理由①学習範囲が広すぎる
社会保険労務士試験(社労士試験)は、労働関係法令や社会保険関係法令など広い知識が求められる試験です。
労働基準法や労働安全衛生法、労働者災害補償保険法など、多岐にわたる法律を全10科目理解しなければなりません。これらの法律はそれぞれが複雑なうえ、似ている内容もあり相互に関連し合っているため覚えにくいです。
また、法律は改正が頻繁に行われるため常に最新の情報を把握しておかなければなりません。
社労士試験は合格するのに難易度が高いことから、無理ゲーと言われることがあります。

理由②各科目で合格基準点(足切り)がある
社労士試験には科目ごとの合格基準点、いわゆる「足切り」が存在します。
総合得点が合格点に達していても特定の科目が基準点に満たない場合、不合格となるため注意が必要です。
例えば、ある科目が苦手で他の科目で、他の科目で高得点を取ってカバーしようとしても、苦手な科目の点数が基準点に達しなければ合格することはできません。
社労士試験に合格するためには、全科目をバランス良く学習し、どの科目も基準点をクリアできる実力をつける必要があるので無理ゲーと言われることがあります。

理由③問題数に対して試験時間が短い
問題数に対して試験時間が短いのも、社労士試験が無理ゲーと言われる理由のひとつです。
社労士試験の試験時間は選択式試験が80分で計40問、択一式試験が210分で計70問となっています。
例えば、択一式試験は全70問出題されるため、つまり1問あたり3分で解答しなければなりません。時間内で多くの問題を正確かつ迅速に解答する必要があることがわかります。
特に、択一式試験では各問題の選択肢を丁寧に読み込まなければならず、正解するためには高い読解力と判断力が必要です。
時間配分を間違えると全ての問題を解き終えることができず、不合格となるリスクが高まります。そのため、日頃の学習では時間を意識して試験対策をし、解答スピードを上げるための訓練が不可欠です。
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社労士試験の難易度は?合格率や勉強時間で分析
社労士試験の難易度は比較的高いといえます。合格率と合格に必要な勉強時間を他の国家資格と比較すると以下のようになります。
資格名 | 合格率の目安 | 勉強時間の目安 |
---|---|---|
司法書士試験 | 約3.5% | 約3,000時間 |
中小企業診断士 (一次・二次) | 約4% | 約1,000時間 |
社労士試験 | 約6~7% | 約800〜1,000時間 |
行政書士試験 | 約11% | 約800〜1,000時間 |
宅建試験 | 約15〜17% | 約300時間 |
司法試験 | 約30% | 約3,000〜8,000時間 |
近年の社労士試験の合格率は例年6%~7%程度で推移しており、合格に必要な勉強時間は一般的に800時間〜1000時間程度とされていることから、国家資格の中でも難関な部類に入ります。
合格に必要な勉強時間は個人の学習能力や予備知識によって必要な時間は異なりますが、相当な時間をかけて学習に取り組む必要があることは間違いありません。
毎日コツコツと学習を積み重ね、試験に臨むための確かな実力を養う必要があるでしょう。

社労士試験ってどんな試験?試験概要を解説
社労士試験は国家試験のひとつで、試験概要は次のとおりです。
項目 | 概要 |
---|---|
申し込み方法 | インターネット申込、郵送申込 |
申し込み期間 | 4月15日〜5月31日 消印有効 |
試験日 | 8月の第4日曜日 ※令和7年は8月25日(日) |
合格発表 | 10月上旬 ※令和7年は10月2日(水) |
出題形式 | 選択式:計40問(80分) 択一式:計70問(210分) |
試験科目 | 労働基準法 労働安全衛生法 労働者災害補償保険法 雇用保険法 労働保険の保険料の徴収等に関する法律 労務管理その他の労働に関する一般常識 社会保険に関する一般常識 健康保険法 厚生年金保険法 国民年金法 |
合格率 | 令和6年度:6.9% 令和5年度:6.4% 令和4年度:5.3% |
出典:社会保険労務士試験のご案内|社会保険労務士試験オフィシャルサイト
試験は選択式試験と択一式試験の2種類で構成されており、試験科目は全部で10科目です。また、試験は年に1回、毎年8月第4日曜日に実施され、合格発表は11月上旬に行われます。
その他、受験資格や試験の申し込み方法、試験地などが知りたい方は、以下の記事で試験概要について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

社労士試験に落ちたらどうする?来年合格のために原因を探る
社労士試験に不合格だった場合、まずは落ち着いて不合格となった原因を分析することが重要です。不合格の原因を特定することで、来年に向けて効果的な対策を立てることができます。
社労士試験に落ちる原因は人それぞれ違いますが、大きく分けると次の2つになります。
- 勉強量が足りなかった
- 勉強の質が悪かった
例えば、択一式の合格基準である49点に満たなかった場合、単純に勉強量が足りなかったことが原因と考えられます。
一方、選択式で1科目だけ足切りの不合格となった場合、バランス良く勉強できておらず、勉強の質が悪かったと考えることができます。
もし試験に落ちてしまったら、試験結果を詳細に確認し、どの科目が基準点に達しなかったのかを把握しましょう。
基準点に達しなかった科目があれば、特に苦手な分野や理解が不足している箇所を洗い出し、集中的に学習することが大切です。
また、過去問を分析し、自分の解答傾向を把握することも大切で、「どのような問題で間違えやすいのか」「どのような知識が不足しているのか」を明確にして克服しましょう。
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無理ゲーと言われる社労士試験を攻略する方法
攻略法①事前に計画を立てて学習を継続する
社労士試験に合格するためには、事前に計画を立てて計画に沿って学習を継続することが大切です。
まずは試験日から逆算し、学習期間と各科目に費やす時間を具体的に計画しましょう。各科目の難易度や自分の得意不得意を考慮して、学習時間を調整することが大切です。
また、計画は無理のない範囲で、毎日コツコツと学習を継続できるようなスケジュールを組むことが重要です。
計画倒れにならないよう定期的に計画を見直し、進捗状況を確認しながら柔軟に対応していきましょう。

攻略法②独学ならテキスト・教材を厳選して選ぶ
独学で社労士試験に挑戦する場合、テキストや教材選びも非常に重要です。
市場には多くのテキストや教材が存在しますが、自分に合ったものを選ぶことが合格への第一歩となります。
テキストにはいくつかの種類があり、インプット重視のものもあれば、アウトプット重視の演習寄りなテキストなどさまざまです。
テキストを選ぶ際は自分にとって必要なテキストは何かを把握しておき、そのうえで解説が丁寧で分かりやすく、図表やイラストが豊富に使われているものを選びましょう。
また、過去問を収録した問題集も必須アイテムで、過去問を解くことで試験の傾向や出題形式に慣れることができます。
口コミやレビューなども参考にしながら、慎重に検討してください。
攻略法③最新情報や法改正にも対応する
法改正は毎年行われており、試験では最新の法律に則った問題が出題されるため、常に最新情報を把握しておかなければなりません。
近年発刊された参考書を購入するほかに、厚生労働省のホームページや関連書籍などを活用し、最新の情報を確認するようにしましょう。
また、法改正があった場合には改正内容を正確に理解し、過去問を解きながら改正内容に対応していくことも大切です。
攻略法④満点ではなくて合格点を目指す
社労士試験は満点を取ることを目指すのではなく、合格点を確実にクリアすることを目指すのが賢明です。
満点を取ろうとし、完璧主義に陥ると学習範囲が広がりすぎて試験本番までに学習が終わらない可能性があります。
社労士は試験に合格すればなれるため、勉強の全てを網羅しようとせず、重要な箇所に焦点を絞って効率的に学習を進めることが大切です。
過去問を分析し、頻出分野や苦手分野を把握したうえで重点的に対策を講じましょう。
攻略法⑤通信講座や予備校を活用する
独学での学習に不安がある場合は、通信講座や予備校の活用を検討してみましょう。
通信講座や予備校では、経験豊富な講師による講義を受けられるだけでなく、学習進捗度を確認するための模擬試験を実施しており、質問対応などのサポート体制も充実しています。
最新の試験情報や法改正情報も提供してくれるので、自分で情報を集めたり学習したりするよりも効率的に知識を身につけることが可能です。
通信講座や予備校を利用する際に費用がかかりますが、社労士に合格すれば十分元を取ることができます。自分の予算や学習スタイルに合わせて、通信講座や予備校を慎重に検討しましょう。
また、以下の記事では通信講座や予備校のカリキュラム、料金などを比較解説しています。「どの通信講座を選べばいいのかわからない」「通信講座や予備校の選び方が知りたい」という方は、ぜひあわせてチェックしてください。

社労士試験の最短合格ならアガルートがおすすめ
社労士試験の最短合格を目指すなら、通信講座のアガルートを利用するのがおすすめです。
学習初心者向けの「入門総合カリキュラム」のほか、学習経験者向けの「中上級カリキュラム」と、ユーザーに合わせたカリキュラムを展開しています。
入門総合カリキュラムは初心者が1年で合格することを目標としており、出題範囲を網羅したテキストとメリハリのある授業が特徴です。
中上級カリキュラムは基礎的な説明は省かれ、点数獲得につながる部分を時間をかけ学習し、合格する力をつけるカリキュラムです。
また、アガルート受講者の社労士合格率は、令和6年度で35.8%と、全国平均の約5倍となっています。
経験豊富な講師陣による質の高い講義を受けることで、難解な法律用語も知識として定着しやすく、学習内容の理解を深めることができます。
社労士試験の最短合格を目指す人は、ぜひ以下のボタンからアガルートの社労士講座にお申し込みください。
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まとめ
社労士試験は学習範囲が広いうえに足切り制度があり、試験時間が短いことから「無理ゲー」とも言われます。
しかし、計画的な学習と適切な教材選び、学習の継続をすれば合格することは不可能でありません。独学に不安がある方は、通信講座や予備校を活用するのがおすすめです。
社労士試験の合格は決して簡単な道ではありませんが、努力を続ければ必ず結果はついてきます。
「どの通信講座を選べばいいのかわからない」「通信講座や予備校の選び方が知りたい」という方は、ぜひ以下の記事もあわせてチェックしてください。
