【2025年度】社労士の試験日はいつ?試験会場や当日スケジュール、試験対策についても解説

【2025年度】社労士の試験日はいつ?試験会場や当日スケジュール、試験対策についても解説

「社労士の試験日を知りたいけれど、どこで確認すればいいの?」
「試験会場ってどうやって選ばれるの?」
「効率的な試験対策方法を知りたい」

このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

社労士試験は、受験者数が多く難易度の高い国家資格試験のひとつです。

2025年度も例年通りのスケジュールで実施される見込みですが、試験日程や会場の確認を早めに行うことは受験準備を進めるうえで重要です。

また、試験対策についてもスケジュールに合わせた効率的な学習計画を立てる必要があります。

こちらの記事では、2025年度の社労士試験の日程スケジュールや試験会場について詳しく解説します。初心者から経験者まで役立つ試験対策のポイントも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

社会保険労務士とは?

社会保険労務士(社労士)は、企業における人事や労務管理、社会保険に関する専門家です。

労働関連法令や社会保険制度に精通しており、企業がこれらの法令を遵守し、適切な労務管理を行うためのアドバイスや手続き代行を行う役割があります。

また、近年では働き方改革や労働者の権利意識の高まりにより、社労士の役割はますます重要になっています。

企業だけでなく個人からの相談にも対応しており、年金や社会保険に関する手続きのサポート、労使間のトラブル解決など幅広い業務を行っています。

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社労士試験の概要(令和7年度)

試験日

社会保険労務士の試験が実施されるのは、例年8月の第4日曜日です。

例年通りであれば、令和7年度(2025年度)の試験日は以下のようになります。

  • 試験日:2025年8月24日(日)
  • 合格発表:2025年10月1日(水)

※2025年1月時点の情報です。確定ではありません

また、令和6年度(2024年度)の試験日は8月25日(日)で、合格発表は10月2日(水)でした。

正確な試験日は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトで公開されますので必ず確認するようにしましょう。

試験スケジュール

社労士試験のスケジュールは、例年4月頃に試験実施の公示があり、5月頃から受験申込受付が開始されます。令和7年度の試験スケジュールはまだ発表されていませんが、令和6年度の試験スケジュールは以下でした。

項目概要
申し込みインターネット申込:4月15日(月)〜5月31日(金)23:59:59まで
郵送申込:4月15日(月)〜5月31日(金)消印有効
試験日8月25日(日)
合格発表10月2日(水)

出典:社会保険労務士試験のご案内|社会保険労務士試験オフィシャルサイト

社労士試験を受ける方は、試験日から逆算して学習計画を立てるようにしましょう。試験直前は過去問を解くなど、実践的な対策を重点的に行うのがポイントです。

試験時間

社労士試験は、選択式と択一式の2つの出題形式があり、午前と午後に分けられています。試験時間はそれぞれ次のとおりです。

出題形式試験時間
選択式10:30〜11:50(80分)
※着席は10:00
択一式13:20〜16:50(210分)
※着席は12:50

※開場は9:30から

着席時間になると試験の説明が行われるため、それぞれ着席時間までに入室・着席しておく必要があります。

特に、択一式は210分(3時間30分)と長丁場になります。時間配分を意識した対策とともに、体調管理も大切になります。

受験資格

社労士試験には受験資格があり、以下いずれかの条件を満たしている必要があります。

  • 大学、短期大学、高等専門学校(5年制)を卒業している
  • 労務関係の実務経験が通算3年以上ある
  • 国家資格(行政書士など)を有している

たとえば、短期大学を卒業している方は学歴の条件を満たしているため受験資格があります。高卒の方でも、3年以上の実務経験、または国家資格を有していれば受験できます。

なお、試験を受けるには受験資格を満たしていることがわかる書面の提出が必要です。

受験手数料

社労士試験の受験手数料は15,000円です。

受験手数料以外にも以下のような手数料がかかります。

  • (インターネット申込場合)払い込み手数料:396円
  • (郵送の場合)払い込み手数料:203円
  • (郵送の場合)簡易書留:350円

受験手数料は試験の申し込み時に支払う必要があり、支払い方法は指定された金融機関での払い込み、クレジットカード決済、コンビニ決済などがあります。

一度支払われた受験手数料は原則として返金されませんのでご注意ください。また、受験手数料の支払い期限は受験申し込み期間の最終日となっているので支払い忘れがないよう注意しましょう。

試験地

社労士試験が実施される試験地は19都道府県で、下記のとおりです。

【社労士試験の試験地】

北海道、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県

受験者はこれらの都道府県から希望の試験地を申し込むことができます。ただし、試験会場を具体的に希望することはできず、試験会場は試験実施団体が決定し、後日送付される受験票に試験会場が記載されています。

また、試験会場は大学や専門学校などの教育施設が利用されることが多く、試験会場によっては、公共交通機関でのアクセスが不便な場合もあります。事前に交通手段を確認しおきましょう。

試験科目・配点

社労士試験は、選択式試験と択一式試験で構成されています。各科目に対して出題形式別の配点は次のとおりです。

試験科目選択式択一式
労働基準法及び労働安全衛生法5点10点
労災保険法5点7点
雇用保険法5点7点
労働保険徴収法 6点
健康保険法5点10点
厚生年金保険法5点10点
国民年金法5点10点
一般常識(労働・社会保険)10点(5点×2科目)10点
合計40点70点


試験範囲は広範囲に及ぶため、効率的な学習計画を立てて対策する必要があります。

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社労士試験の難易度は?

社労士試験は難易度の高い試験として知られています。試験範囲が広範囲にわたり深い理解が求められるため、十分な学習時間と対策が必要です。

法律や制度に関する専門的な知識だけでなく、条文を正確に理解する読解力も求められます。

ここからは、社労士試験の合格基準と合格率、合格者数について紹介します。

社労士試験の合格基準

社労士試験の合格基準は、選択式と択一式の両方の試験で基準点を満たす必要があります。令和6年度の試験における合格基準は次のとおりです。

  • 選択式:28点/40点中
    ※必要最低点数:労働に関する一般常識は2点以上、ほかは3点以上
  • 択一式:49点/70点中
    ※必要最低点数:各科目4点以上

参照:社会保険労務士試験の合格基準の考え方について|厚生労働省

各科目で6〜7割の点数が合格基準です。また、合格基準とは別に必要最低点数があるため、特定の科目で高得点を取るのではなく満遍なく得点を獲得しなければいけません。

各科目の基準点については毎年の試験結果によって変動しており、過去の合格基準を参考にしながら、試験本番では全科目で高得点を目指しましょう。合格基準は試験実施機関である厚生労働省で発表されます。

社労士試験の合格率・合格者数

年度受験者数合格者数合格率
令和6年43,174人2,974人6.9%
令和5年42,741人2,720人6.4%
令和4年40,633人2,134人5.3%
令和3年37,306人2,937人7.9%
令和2年34,845人2,237人6.4%
令和元年38,428人2,525人6.6%

社労士試験の合格者数は、例年2,000人から3,000人程度です。

社労士試験の合格率は合格率は年度によって多少変動しますが、例年5%から〜7%程度と低い水準で推移しています。

合格率が低いのは、試験範囲の広さや深い理解が求められること、そして受験者全体のレベルが高いことなどが主な理由です。社労士試験に合格するためには、十分な学習時間と効率的な学習方法を確立することが必要となります。

社労士試験の申し込み方法・申し込みの流れ

社労士試験の申し込み方法と申し込みの流れは次のとおりです。

STEP
受験願書の請求(郵送で申し込む場合)

請求受付期間は、例年3月初旬〜5月下旬までです。令和6年度の願書請求の受付期間は、3月1日(金)~5月31日(金)でした。受験案内は請求から手元に届くまで2週間ほどかかります。

また、インターネット申込を利用する場合は、受験願書や案内を請求する必要はありません。

STEP
受験申し込み

申し込み期間は、例年4月中旬〜5月末までです。令和6年度の受付期間は4月15日(月)~5月31日(金)でした。

原則、申し込みはインターネットで行う必要がありますが、当面は郵送での申し込みも受け付けています。

STEP
受験票が届く

受験票は8月上旬ごろに発送されます。

STEP
試験当日

試験日は例年8月下旬です。令和6年度は8月25日(日)に行われました。

STEP
合格発表

合格発表は、令和6年度は10月2日(水)に行われました。

STEP
合格証書の発送

10月中旬ごろに、合格証書が簡易書留郵便で発送されます。

社労士試験の申し込みはインターネットまたは郵送で行います。受験案内をよく読み、必要な情報を準備しましょう。申し込み期間は限られているため、早めに手続きを済ませることが大切です。

申し込み完了後に受験票が送付されますが、試験当日には受験票を必ず持参する必要がありますので大切に保管してください。

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受験に必要な持ち物と注意点

試験当日に必要なものは次のとおりです。

  • 受験票
  • 筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
  • 時計
  • 身分証明書

試験会場では携帯電話やスマートフォンなどの電子機器の使用が禁止されています。

また、試験時間終了後、解答用紙を回収するまでは退出できませんので注意しましょう。試験中に不正行為があった場合、失格となる場合があります。

社労士試験に合格するためのポイント

まずは試験範囲の全体を把握する

まずは試験範囲の全体像を把握することが重要です。

社労士試験の範囲は広範囲にわたるうえに、合格するためには各科目で必要最低点数を取らなければいけないためです。特定の科目に深入りするのではなく、全体を通して学習を進めることが重要です。

特に、労働基準法や労働安全衛生法は労働保険に関連するからセットで学習するなど、各科目の内容や関連性を理解することで、効率的な学習が可能になります。

試験範囲を把握する際には、試験科目の一覧表や過去の出題傾向を参考にするのがおすすめです。

また、テキストや参考書を利用して、各科目の基礎知識を習得することも大切です。

試験範囲全体を把握した上で具体的な学習計画を立て、計画的に学習を進めることで知識が定着し、合格に近づくことができます。

科目が被る部分をうまく活かして学習する

社労士試験の科目は一部が関連しています。

たとえば、労働基準法と労働安全衛生法、労働者災害補償保険法と雇用保険法のように、これらの関連性を意識して学習することで効率的に知識を習得できます。

労働基準法と労働安全衛生法は、労働者の保護に関する法律として共通点が多く、一緒に学習することで理解が深まります。

また、労働者災害補償保険法と雇用保険法は、労働保険制度の一部として関連しており、一緒に学習することで制度全体の理解が深まります。

過去問をたくさん解いて分析する

社労士試験対策において、過去問は最も重要と言っても過言ではありません。過去問を解くことで試験の出題傾向や難易度を把握し、自身の弱点を見つけることができます。

過去問を解く際には、単に問題を解くだけでなく、なぜ間違えたのかを分析し理解を深めることが大切です。間違えた箇所についてはテキストや参考書で再度確認し、知識を定着させましょう。

過去問を繰り返し解くことで、題に慣れるだけでなく、時間配分や解答テクニックも身につけることができます。過去問を徹底的に分析することで、合格に必要な実力を養うことができます。

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社会保険労務士の効率的な学習方法

社労士試験の学習を効率的に進めるポイントには以下があります。

  • 自分に合った学習方法を見つける
    人それぞれ集中できる時間帯や学習スタイルが異なります。朝型の人は午前中に、夜型の人は夜間に勉強するなど、自分に最適な方法を模索し、継続することが重要です。
  • 綿密な学習計画を立てる
    試験日から逆算し、各科目にどれだけの学習時間を割り当てるか決めましょう。苦手な分野に多くの時間を割くなど、メリハリをつけた計画を立て、進捗に合わせて柔軟に調整することが効果的です。
  • テキストや問題集選びに失敗しない
    内容がわかりやすく、重要事項が的確に押さえられている教材を選びましょう。図表や具体例が豊富で、最新の法改正に対応したものがおすすめです。書店で実際に手に取って確認すると良いでしょう。
  • インプットとアウトプットを繰り返す
    テキストで得た知識を問題演習で定着させることが重要です。インプット(学習)とアウトプット(演習)をバランスよく繰り返し、特に間違えた問題を徹底的に復習して弱点を克服しましょう。
  • よく出る問題は反復して覚える
    過去問を解くことで出題傾向を把握し、頻出問題を重点的に反復演習しましょう。時間を計りながら問題を解くことで、解答スピードを向上させることも大切です。

効率的な学習方法について詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているのでぜひあわせてご覧ください。

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社労士に最短合格するなら通信講座・予備校を活用しよう

社労士試験に最短で合格するためには、通信講座や予備校を活用するのが効果的です。

通信講座や予備校では、効率的な学習カリキュラムや教材を提供しており、独学よりも効率的に学習を進めることができます。

特に、通信講座では場所や時間にとらわれず自分のペースで学習できます。予備校では講師による対面授業を受けることができ、疑問点をその場で解決できるのがメリットです。

どちらを選ぶかは、個人の学習スタイルやライフスタイルによって異なりますが、自分に合った学習方法を選択しましょう。

以下の記事では、通信講座・予備校の料金やカリキュラムを比較しているので、通信講座や予備校の選び方がわからない、おすすめの学校が知りたいという方はぜひあわせてご覧ください。

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まとめ

社会保険労務士は人事や労務管理の専門家として、企業や個人の労働問題をサポートする重要な役割を担っています。

社労士試験は難易度が高い試験ですが、十分な準備と対策を行えば合格することは可能です。試験概要を正確に理解し、計画的に学習を進めることが重要です。

試験範囲は広範囲に及ぶため、効率的な学習方法を確立し、過去問を徹底的に分析することが重要です。また、通信講座や予備校を有効活用することで、合格までの道のりを短縮できます。

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